基本的にオタク思考な人が当たり障りのない日常や映画について吐き散らす日記。

Stray Sheep Diary

Date -------- --  Time --:-- *

» スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【 Category:スポンサー広告* CO(-) TB(-) Top 】

COMMENT-FORM : COMMENT-LIST

COMMENT

NAME
SUBJECT
BLOG/HP
PASSWORD
SECRET
※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 

Date 2006-05-19 Fri  Time 15:24 *

» いきなり小説



彼のことを夢に見ない日は無い。
思い出す残像は砂漠で出会ったあの幼くあどけない頃であったり、パダワンである時もあれば、成長したジェダイナイトでもあった。
しかし、どんな夢であったとしても、全て最後は彼を殺してしまう己が映り。
私を憎むと叫ぶ彼の声で目が覚める。
その度、息を殺したように涙を流す。

何処で誤ってしまったのかすら分からず、過去の己をひたすら憎む。

彼を育て殺してしまったのは、己なのだと。
夢が全てを語るのだ。

インソムニア

タトゥイーンで暮らし始めて幾年の月日が経った。
時折交信するマスターヨーダから聞く話は全て良くない話ばかりで、己の腑甲斐なさを噛み締める。
それでも、レイアの様子を聞くだけで自然と笑みが零れる。

ルークの成長を日々見つめ、報告を続ける。遠目からでも感じる、偉大なフォースを受け継ぎし者。もしあの希望の子が今、闇に落ちていなければ、今の歳のルークを見て何と言うのだろう。自身が言われていたように「フォースの申し子」と呼ばれ喜び、ジェダイの修業を始めるか。それとも平和に暮らして欲しいと、ナブーで家族静かに暮らすのか。

心和やかに考えていたが、遠くから聞こえるルークの泣き声に覚醒する。
伯父夫婦が慌ててルークを抱き締めて家に戻る。
口元を自然と手で押え、うなだれる。
「・・・馬鹿なことを」

彼は既に居ない。
私が殺したのだから。

『具合が良くないようだの・・・オビワン』
久方ぶりの交信第一声目にして、己の体調の悪さを見抜いてしまうマスターヨーダの審美眼に負けて、否定することもできなかった。
『何か良くないことでもあったか?』
「そんなことはありません。ルークも無事です。以前は多かった刺客も最近では姿を現わしません」
『では何故それ程顔色が優れぬ。フォースも陰りを見せておる』

フードで覆っていても全てを見透かされてしまう。
映像から姿を現わす彼を前にしてしまえば、いくらマスターの称号を得ても赤子のようになってしまうのかもしれない。
「眠れないのです。ここ数年、安らかに眠れた日はありません。特に最近はひどくフォースが乱れます・・・訓練が足りません」
『己を責めてはならぬ、マスターケノービ。今、フォースは乱れ、ダークサイドへ誘う闇のフォースが傍に存在するのは事実じゃ。クワイ=ガンは何と?』
「・・・己の中に残る悔恨、後悔がフォースを鈍らせ、身体に影響を及ぼしていると。最近はマスターを呼んでも姿が現われなくなり・・・」
『ふむ・・・』
ヨーダは姿勢を整えると僅かに俯いた。数カ月ぶりに見るヨーダの姿は、見る度にフォースが弱まっているように思えた。恐らく、毎日顔を合わせていれば分からない程微量な違い。口にはしないが、お互い暗黙に了解している。
傍に仕え、力になりたいと申し出た時は逆に叱責された。お前が離れて誰がルークを見守るのだと。
ルーク。
彼の成長は喜びであり、拷問である。
あの幼子が育つ姿を遠目で優しく見守る反面、自分にその資格はないのだと自責する。
本来ならば、ルークの傍には両親と妹がいるのだ。それを己が打ち壊したのだから。
『オビワン』
考え事をしていた頭が覚醒し、慌てて正面を見る。
「申し訳ありません・・・」
『どうやら重病のようじゃのう』
「そんなことは・・・」
『よいかオビワン。今のお主はフォースが翳る一方じゃ。直に話を聞きたいところじゃが、そうもいかん』
「はい」
『だが・・・お主のフォースが翳る原因については覚えがある。良いか、これはお主自身と決着を付けねばならぬ。助言を言うは容易い・・・しかしそれで全てが終わることはない』
「・・・はい」
『何もかも、全てを受け入れ眠るがよい。オビワン=ケノービ』

砂嵐が激しく唸る。
毛布に蹲ろうとも睡魔は一向に表れない。ヨーダの言葉通り全てを受け入れようと頭を集中させても、かえって乱される。
二つ並ぶ太陽が常に光を射す。砂嵐が耳に障る。雑音と共に響く断末魔の叫び。
どうしてあの時、彼を殺すしか方法がなかった。
どうして最も傍に居た弟子の行動に、様子に気付かなかった。

それとも。

本当は気付いていたのではないか?

彼がジェダイの教えに不信を抱き。
ジェダイにあってはならない恋愛感情を胸に秘める事実を。

それを自分は気付いていて。けれど気付かぬ振りをして。

彼が堕ちていく姿を傍観していたかったのではないか?

ダークサイドに堕ちるのは、彼ではなく自分ではなかったのか?

悩みは解決策を知らず、潰れたように頭が痛みだす。
これでは永遠に眠れない。

タトゥーインに風の噂が流れた。
銀河帝国に現われる黒い騎士の噂。
漆黒の鎧、漆黒のマントに赤いライトセイバーを持つ悪魔のような存在。
その存在の名を知ったのは、噂が流れてから半月後。
一つの辺境都市を滅ぼしたとともに、その名を全宇宙に知らしめた。
「ダースヴェイダー」という名を。

その名を耳にした時から、正確には噂を聞いた時から。
オビワンの中に一つの答えが導きだされていた。
その男が、その悪魔が。
かつての愛弟子ではないかと。
予感が確信に変わった時、オビワンの胸の内は激しく動揺した。
生きていてくれたことの喜びと。
変貌してしまった悲しみと。
離れてもなお焦がれる秘めた感情が。
虚しくも胸をかき乱す。
そして確信する。

もう二度と、アナキンを殺すことはできないと。

一度赤く染めた手は二度目を恐れ、力を奮うことすら躊躇われる。
いつか対面した時、己はあの赤きライトセイバーによって命尽きるだろう。

自分の死の未来を感じて。
悲しみや恐怖よりも、心からの安堵が生まれた。

今、自分が生きる理由はルークを見守るため。

そして。
アナキンに殺されるため。

憎むべきかつての師を見つけた時、かつての弟子はどれほど喜び溢れるだろう。
もはや彼の弟子が正気を取り戻し、ジェダイへと戻る希望は無いに等しい。
それならば。
もう共に歩むことさえ叶わないのならば。

あの愛した愛弟子の手で命を断とう。

かつて愛弟子に対して犯した己の罪を。

今度は己が罰として受けよう。

今ようやく知ったことは。
己が罰せられることを望んでいたこと。
それほどまでに自分は、あの弟子を愛していたのだ。

その日の夜。

初めてオビワンは安らかな眠りを手に入れた。
翌朝、今まで願っても現われなかったかつての師の姿が見えた。
その表情は、今まで見たこともないほどに悲しみに満ちており。
そんな顔をさせているのが自分であると自覚していながらも。
オビワンは微笑んだ。
インソムニアの夜はもう訪れず。
あとは罰が施行される日を待ち望む。
かつて愛した弟子との再会を待ち望む。

ちわ~昼休み中に失礼します。管理人さんの小説にうはうはして自分も!と携帯の作り途中のものを探したら★戦争しかありませんでした。これいつ打ってたやつだろ。
ネチネチしたオビ妄想ですね!中身が中身なので機会があったらリサイクルセンターに入れておきます。ブログは危険っすね・・・
でわでわ~
スポンサーサイト
【 Category:日常* CO(0) TB(-) Top 】

COMMENT-FORM : COMMENT-LIST

COMMENT

NAME
SUBJECT
BLOG/HP
PASSWORD
SECRET
※非公開コメントにしたい場合はBOXにチェックをして下さい ⇒ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。